生命保険の契約者貸付制度はカードローンより金利が安い?

急にまとまったお金が必要なときに、加入している保険の制度を使ってお金を借りることができる場合があります。

銀行や他のサービスを利用する時よりも圧倒的なメリットが多い「契約者貸付制度」をご紹介します。

契約者貸付制度を利用するための条件

契約者貸付制度というのは、契約した保険の解約返戻金の中で利用できる貸付制度のことです。
もちろん契約者のみが利用できる制度ですので、勝手に誰かに利用される心配もありません。

また、契約者貸付を利用できるのは、解約返戻金(保険を解約した際に手元に戻ってくるお金のこと)が貯まっていく積立タイプの保険となり、主に終身保険・養老保険・学資保険・個人年金保険などが挙げられます。
無解約返戻金タイプの保険では、利用できないためご注意ください。

以上を踏まえると契約者貸付制度は、以下の3ステップでまとめられす。

1.契約した保険で決められた保険料を払っていく
2.支払い続けた保険料が保険会社内で解約返戻金として上積みされていく
3.上積みされた解約返戻金を上限に無審査・低金利でお金を借りることができる。

実は、この記事をご覧の方も知らず知らずのうちにかなりの解約返戻金が上積みされ、思った以上の金額を借りることができるかもしれません。

契約者貸付制度はいくらまで借りれる?

条件も整い、自分がいざどのくらい借りられるのか?
とても気になるところかと思います。

実は、解約返戻金内のうち、80%程度を上限とする保険会社が多いようです。
ただ、貸付開始可能額が保険会社によって様々設定されているため、場合によっては借入ができない場合もあります。
ほとんどの保険会社では、コールセンターを窓口として相談を受け付けているため、
心配な方は証券番号を手元に用意して確認しておきましょう。

契約者貸付制度カードローンより低金利

こちらも同じ貸付を受ける上で見過ごせないポイント。
金融サービスである以上、借りた金額より多く返す必要があるのは仕方のないところです。
ただ、カードローンなどと比較しても圧倒的な低金利は契約者の大きな味方ですね。

契約者貸付制度の返済は?

貸付利率まで踏まえて返済計画を立てよう!と思った際に、実はカードローンやキャッシングと違って
保険の契約期間内だといつでも返済OKなのです。

返済日が決まってないため、用意ができたときにまとめて返済するなど、月々のやりくりもしやすくなっているのです。
ただ、かんぽ生命は※独自の返済期限基準があり、注意が必要です。

※貸付から1年以内の返済。1年に限り延長可能となり、実質2年間。
また、1年間の延長を行うと金利がアップします。

契約者貸付制度での借入は信用情報に一切記録が残らない

基本的にお金を借りる場合、CICなどの信用情報機関へ記録が残ります。
それには、「いつ・だれが・どこから・いくらを借りたのか?」
また、「毎月返済できているのか・返済が滞った月がいつなのか?もう完済したのか?」
などなど、詳細に記録が残ります。
お金を借りる際には、この信用情報機関の内容を各社が「いくら貸し出せるのか?それとも貸し出せないのか?」を参考にしています。
きちんと返済をしていれば、まずまず問題ないものの、もし返済の遅れなどがあれば、審査に大きな影響を与えます。
ところが、契約者貸付は借りるとはいえども、あくまで担保となるものは自分が払っていた保険料です。
無担保借入ではないため、保険会社が信用情報機関へアクセスする必要性も審査することもないというわけです。

契約者貸付制度のポイント

それでは、最後にポイントを簡単にまとめていきます。

「契約者貸付とは??」
・契約した生命保険の解約返戻金の範囲、80%程度を上限にお金を借りられる制度。

「契約者貸付のメリット」
・カードローンなどと比較して、貸付金利相場1~8%の低金利
・無審査&信用情報に記録されない
・返済は、保険契約期間ないならいつでもOK(かんぽ生命を除く)

「契約者貸付のデメリット」
・保険の契約後、まもない場合解約返戻金が少ないため、借りられても少額、もしくは借りられないこともある
・借入額+利息 > 解約返戻金となると保険の契約そのものが失効することもある
・満期保険金などの受け取り時に借入が残っていると差し引かれてしまうことがある

いかがでしたか?
まとまったお金が必要なとき、金利の高いカードローンやキャッシングよりも
低金利で無審査の契約者貸付制度を利用すれば、負担を少なくすることができるかもしれません。
まずは契約者貸付を利用できないか?
契約している保険を確認して選択肢に取り込んでみましょう。